アオのハコ 2024

Голубая шкатулка
中高一貫のスポーツ強豪校である栄明中学高等学校の、男子バドミントン部に所属する中学3年生の猪股大喜は、朝練の体育館で毎朝一緒になる1学年上の女子バスケットボール部の先輩・鹿野千夏に片思いするようになる。

そんなある日、千夏の親が海外転勤する関係で、母親同士が親友であった大喜の家に千夏が同居することになる[4]。千夏と同居することは親友である笠原匡以外の友達には秘密のまま、2人は少しずつ距離を縮めていく。

高等部に進学して、地区予選に出場した大喜は、匡の恋のサポートにより「勝利のご褒美」として、千夏と水族館デートすることになる。しかしその後、それまで「千夏への片思い」を応援してもらっていた新体操部の蝶野雛に、千夏との同居がバレてしまう。

それをキッカケにして、「自分が大喜のことを好きだ」ということに気付いた雛は、大喜に告白する。その後、夏祭りで遊んだり、文化祭で白雪姫役・王子役となり事故でキスをしかけたりと距離を縮める機会はあったものの、秋合宿で大喜に振られてしまい気まずい関係になってしまう[5]。

千夏にふさわしい男になるべく、インターハイ出場を目標にバドミントンの練習に打ち込んできた大喜は、少しずつ頭角を現していく。2年生の針生健吾とペアを組むことになり、ライバル校である佐知川高校の3年生・兵藤将太や、1年生の遊佐柊仁を目標にして更なるレベルアップを目指す。

冬休みになり、千夏は長野の田舎に帰省するが、長野のスキー場に遊びにいった大喜は想いを抑えきれなくなり、電車で2時間かけて千夏に会いにいく。氷の張った湖で告白した大喜に、千夏も「私も好き」と返事をして、親や友達にも内緒にしながら2人は付き合うことになる。

3学期に入り、県の一年生大会に出場した大喜は、ライバルの遊佐が不在ながら、佐知川高校の1年生・望月優生を破って優勝する[6]。

大喜は2年生になり、兵藤の妹でうっかり者の兵藤あかりと、遊佐の弟で悪目立ちしている遊佐晴人が、バドミントン部の新入部員として入部してくる。佐知川高校の兵藤にコーチしてもらえることになった大喜は、着実にレベルアップしていく。インターハイ県予選で大喜は針生に勝利し、決勝では佐知川高校の遊佐に敗れるもインターハイ出場を決める[7]。一方、女子バスケ部は、千夏の負傷によって3回戦敗退となり、インターハイ出場はかなわなかった[8]。

夏祭りの日、大喜と千夏は一緒にデートしているところを部員たちに目撃されてしまい、二人の関係が学校中の噂になる。


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